
センタリング
①スマホは切って、何にも邪魔されない、くつろいだ一人のスペースを見つけます。
②背筋を真っ直ぐにして坐り、目が閉じるがままにします。
③呼吸に注意を向けます。3~5分くらいで呼吸は徐々にゆったりしてくるはずですが、個人差があるので、あくまであなたのペースでね。
④呼吸がゆったりして来る頃には自然にあなたの意識は肚におりてくるでしょう。肚を意識します。そして、「私は今ここにいる」という感覚を感じています。

型を覚えましょう
基本のインクワイアリーは2人、ないし3人でやります。一人でやるのは熟練者でもむずかしいので、ここでは忘れましょう。最初に「私たちは普段のおしゃべりをするのではない、これは自分の内面を探求することなのだ」ということを覚えていてください。
①坐り方
センタリングの時と同じ姿勢で2人向かい合って座るか、または3人できれいな三角形を作ります。インクワイアリーする人は「探求者」、他のメンバーは、場をホールドするという意味で「スペースホルダー」と呼びます。
※探求者の役割
たった今この瞬間に起きていることを、あなたはどんなふうに体験しているのかを言葉やジェスチャーを使って表現します。(詳しくは後述)
※スペースホルダーの役割
相手に反応せず、ニュートラルでいます。つまり頷いたり聞いているよというのを知らせようとするのではなく、ただその場にしっかりいるということです。このときセンタリングし続けながら、自分自身に起きていることを見守ってみましょう。
※アイコンタクト
相手の目を見て話すというのは慣れないことですが、実はそれをしていると「たった今の自分の体験」につながりやすくなるんです。興味深いですよ。最初はちょっと気恥ずかしい感じがしますが、すぐに慣れます。聞く側は、相手にオープンでいて、目線をやさしく受け止めるという態度でいてみてください。
②タイマーを準備する
最初は5分で交代します。慣れてきたらインクワイアリーの時間を10分、そして15分と長くしていきます。一人が終わったらもう一方がやる。一度に何回も繰り返すよりも、数週間ごとなど定期的にやると良いでしょう。
③「ありがとう」を言う
お互いのプレゼンスへの感謝として、”ありがとう”を言い、交代します。

どんなことに役立つのか?
①自分自身がはっきり見える
初めて参加した人がかならず言うことが、「何のジャッジもなく聞いてもらえるのが良い。」ということです。普段だとジャッジやアドヴァイスやコメントや、あれやこれやの介入があることの方が多いです。
そうなると警戒心の方が膨らみ、無意識的に心を閉じて行く傾向が強まります。インクワイアリーの場合は、完全に守られた環境の中で「自分自身に問う」わけですから、安心して自分のことに向き合えます。

大抵の人は「私」というとき、自分のマインドのことを言っています。インクワイアリーでは、思考・感情・からだをまんべんなく見つめながら、意識をどんどん内側に掘り下げて行くので、これまで言葉で表現したことがないような、繊細な領域に入って行きます。
なので、このレッスンを続けると、より本質的なことを言語化するための筋肉が鍛えられることになります。

③素顔のまま生きて行く
今まで同化していた自己イメージから自由になることで、外側の余計なものをくっつけて周囲を固めることにエネルギーを使わなくなります。化粧するよりも、素顔のままの美しさと共に生きて行くようになるのです。
それは「ほんとうの私につながった」という感覚です。いわゆる自然体でいられるということですね。

自己探求の道具としてのインクワイアリー
①それは説明ではなく探求である
たとえば「いま落ち着かないのはこういうことが初めてだからで、だいたいが私は口下手だから人と会話するのは苦手で、、、」というのは、自分に起きていることを説明しているに過ぎません。
それがいけないというのではありませんが、そんなのはある意味いつもしていることですね。
たった今この瞬間に生きているあなたの体験を好奇心を持って見つめてみましょう。
すると、、、。
「なんかドキドキする。何が出て来るのかと思うと、怖いような嬉しいような!」など、たった今この瞬間体験していることをそのまま言葉にしているというのがわかりますか?
②探求とは、たくさんの層を通過していく感覚
あなたは言わば普段とは違ったあなたに出会うというプロセスにコミットしているので、思考・感情・からだ、それぞれのレベルで起きていることに意識を向けながら、あなたという存在全体を今ここにかかわらせる必要があります。
最初のステップのセンタリングが、最後まで保たれていることが大切ですね。そして同時に、けっしてシリアスにならないこと。何ひとつ成し遂げなければならないことなどありません。ただひたすら探求のプロセスを繰り返すだけなのです。
③あ、いま自分自身につながった!
あなたが何を話しているとしても、相手の人はニュートラルでいて、しかもしっかり聞いてくれているのがわかります。他の参加者もひたすら「今ここにいる」という意識を持って参加しているので、場の全体のプレゼンスが大きなサポートになります。
ある瞬間、あなたは「これが自分につながっているということかもしれない。」という感覚を得るでしょう。そしてそれは、実に楽しいことなのです。

抵抗が起きるとき
さて、インクワイアリーは、手法そのものとしてはとてもシンプルです。でも、はじめてこのプロセスを体験すると、「何を話して良いのか?」とか「これで正しいのだろうか?」などいろんな反応が起きてきて、探求どころか黙り込んでしまう、ということもしばしばです。
これは私たちのマインドや、エゴ、スーパーエゴが、深く掘り下げて行こうとするあなたの意思に対して抵抗しているということです。そして、それに気づくためには、ただただインクワイアリーの体験を積み重ねていくだけです。
私が定期的にワークショップを提供しているのは、特に以下の抵抗が起きる仕組みを体験として理解していただくためです。
①説明しようとしている自分を見つけたら、、、
探求に慣れないうちは、途中から抵抗が出て来る可能性は大いにあります。「なぜかと言うと」とか「実はこれことのことがあって」など、自分が何か言い訳しようとしている・説明に入っていると気が付いたら、「私はいま説明しようとしていた」とその事実を言って、シンプルに探求に戻ります。
②うまく話せない、これで良いのか? という声がする
さて、その声はどこでしていますか? その声はいったい誰の声でしょうね? どんなときにその声がするのでしょう? たぶんそれは今に始まったことではないはずです。
その声について行くのではなく、「へえ、そうなんだ。」「これって何だろう?」というふうに、まるではじめての人を見るようにして見守ってみます。するとそこにも新しい発見があるかもしれません。
③説明は防御でもある
「自分は正直に話しているのに相手に通じない。そもそも彼女はこれこれしかじかで聞く耳を持っていないからだ。」など「なぜそうなのか」を説明する時と言うのは、自分の否を認めたくないなどの抵抗が起きている場合が多いです。こういうときはむしろ一歩踏み込んで探求するチャンスでもあります。しっかり見守ることです。
眠くなる、ソワソワするなど、他にも千と一つの防御が起きます。グループでは質疑の時間もありますし、このプロセスを体験してきたサポーターもいますのでご安心ください。

インクワイアリー・レッスンで何が得られるのか?
自分自身の内面を十分に探求していけるというのは、実に贅沢な時間です。しかも、私が探求する間、他の参加者は鏡のようでいて、ただ耳を傾けてくれる--日常ではそんな機会はないに等しいです。また、他者の介入がないからこそ、安心して自分の本性と向き合えるのです。
この体験を重ねていくことで、私はどんどん新しい私を発見します。
- 自分が好きになったという人。
- 思ったことを正直に口にできるようになったという人。
- まんまの自分でいて良いんだって心から思えるようになったという人。
それはつまり、「こうあるべき」「みんなと同じが安全」などなどたくさんの間違った思い込みが落ちて行くということです。
✨日時
朝のインクワイアリーは、木曜日朝7時から60分
夜のインクワイアリーは、金曜日夜8時から60分
どちらもはじまりに10分間のセンタリング瞑想をします。朝は自分を整えるためのインクワイアリー、夜は一日を振り返るインクワイアリーをそれぞれ準備しています。
※ランダムにお休みをいただくことがあります。ご了承ください。
✨参加費
5,500円(税込)
この中には5回分の参加チケットと、インクワイアリーの正式な手順の視聴ビデオが含まれています。

インクワイアリー・セッション
あなたの真実を見つける個人セッション
斎藤ダソのインクワイアリー・セッションは、通常のセラピーではないので、提案や忠告をしません。ただ耳を傾けて、あなたの探求が深まるようにサポートするので、あなたは安心して自分の内面を探求して行けるのです。
そして、あなたはあなた自身に問うことでどのような答えを見つけるのか? それは、ほんとうのあなたにつながる体験でもあるでしょう。
セッション代金:60分22,000円(税込)
オンラインのお申込みはこちらその他、Dasoのブログページにはインクワイアリーの最新記事が掲載されています。ぜひブックマークを!

どんなことに役立つのか?
①自分自身がはっきり見える
初めて参加した人がかならず言うことが、「何のジャッジもなく聞いてもらえるのが良い。」ということです。普段だとジャッジやアドヴァイスやコメントや、あれやこれやの介入があることの方が多いです。
そうなると警戒心の方が膨らみ、無意識的に心を閉じて行く傾向が強まります。インクワイアリーの場合は、完全に守られた環境の中で「自分自身に問う」わけですから、安心して自分のことに向き合えます。